「EVって車検はどうなるんですか?」
お客様からよくいただく質問です。ガソリン車と構造が全然違うので気になりますよね。
大津店で工場長をしている宮田です。毎日EVの整備をしている立場から言うと、EVの車検はガソリン車より「シンプルで安くなる傾向」があります。ただし「何でもかんでも安い」わけではないので、今日はそのあたりを正直にお話しします!
車検で費用が変わる一番の理由は「部品の数が違う」ことです。EVにはエンジンがないので、ガソリン車では当たり前だった整備項目がごっそりなくなります。
ガソリン車に乗っている方なら、車検のたびにオイル交換とフィルター類の費用が入ってきますよね。EVはそこがまるごとゼロになります。
では具体的にどれくらい差が出るのか。普通車と軽自動車それぞれで比べてみました。
| 費用項目 | ガソリン車(普通車) | EV(普通車) |
|---|---|---|
| 自賠責保険(24ヶ月) | 17,650円 | 17,650円 |
| 自動車重量税 | 16,400〜24,600円 | 0〜10,000円 |
| 印紙代 | 1,800円 | 1,800円 |
| 車検基本料 | 25,000〜50,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 整備・交換部品 | 15,000〜30,000円 | 5,000〜15,000円 |
| 合計の目安 | 75,850〜124,050円 | 44,450〜84,450円 |
ざっくりですが、1回の車検で2〜4万円くらいEVのほうが安いイメージです。特に自動車重量税は、新車登録から最初の2回の車検まで免税になるのが大きいです。
軽EVの場合はそもそもの法定費用が安いのでガソリン軽との差は小さくなりますが、それでもオイル交換不要の分だけ確実に安くなります。
ガソリン車の整備がなくなる一方で、EV特有のチェック項目はあります。
これらはEVの構造を理解している整備士でないと判断が難しい部分です。熊本でも「EVの車検はちょっと…」というお店はまだ多いのが現実です。
KAT WORLDの大津工場ではEVの整備を毎日行っているので、こうした項目もしっかり点検できます。八代店でもEV整備に対応していますし、熊本市内の健軍店からの持ち込みも受け付けています。
関連コラム: EVバッテリーの寿命とSOHって何? 整備士が本音で解説 記事④ 吉田(八代店・サービス部長) POINT 04車検は2年に1回ですが、その間のメンテナンスコストでもEVはガソリン車と差が出ます。
| メンテナンス項目 | ガソリン車 | EV |
|---|---|---|
| エンジンオイル交換(年1回) | 5,000〜8,000円 | 不要 |
| オイルフィルター交換 | 1,000〜2,000円 | 不要 |
| ブレーキパッド交換 | 3〜5万km毎 | 5〜10万km毎 |
| ATF/CVTフルード交換 | 2〜4万円(4〜5年毎) | 不要 |
| 冷却水交換 | 5,000〜10,000円 | 車種による |
特にブレーキパッドの寿命が延びるのは、整備士として見ても大きなメリットです。EVは回生ブレーキ(モーターの力で減速する仕組み)を使うので、物理的なブレーキパッドの消耗がガソリン車の半分以下になることも珍しくありません。
関連コラム: EVの維持費はガソリン車より年間いくら安い? 7年分で比較 記事② 蓑田(大津店・営業) 維持費の差額が気になる方はAIシミュレーションで試算できます 車検・メンテナンス込みのトータルコストを比較EVの車検は、エンジン関連の整備がまるごとなくなる分、ガソリン車より1回あたり2〜4万円ほど安くなる傾向があります。加えて自動車重量税の免税措置もあるので、特に新車登録から5年間は大きなメリットです。
ただしEVの車検は「EV整備の経験があるお店」で受けることが大事です。バッテリーやモーター、充電系統のチェックは専門知識が必要になります。
KAT WORLDは大津・八代・熊本の3店舗で、EVの販売から車検・メンテナンスまで一貫して対応しています。車検のことで気になることがあれば、工場長の宮田まで気軽にご相談ください!