「中古のEVって、バッテリーがどれくらいヘタっているか分からなくて不安…」——中古EVを検討するお客様から、よくいただく声です。
私は八代店の吉田です。整備士として言わせてもらうと、その不安を解消するカギになるのがSOH(エス・オー・エイチ)という数値です。今回はこの「SOH」について、正直に言います。
SOHは「State of Health(ステート・オブ・ヘルス)」の略で、日本語にすると「バッテリー健全度」です。新品のバッテリー容量を100%として、現在どれくらいの能力が残っているかをパーセントで表します。
たとえばSOH 85%なら、新品時の85%の容量が残っているということ。航続距離もそれに比例して変わりますから、中古EVを選ぶときにこの数値を知っておくことはとても重要です。
人間でいえば健康診断書のようなもの。見た目がきれいな中古EVでも、SOHを確認すればバッテリーの「中身の状態」が分かるわけです。
整備士として言わせてもらうと、SOH 80%以上あれば日常使いには十分です。具体的な目安をお伝えします。
| SOHの範囲 | 状態 | 日常使いの目安 |
|---|---|---|
| 90%以上 | 優良 | 新車に近い感覚で使える |
| 80〜90% | 良好 | 通勤や買い物に十分 |
| 70〜80% | 注意 | 短距離メインなら使用可 |
| 70%未満 | 要相談 | 用途を限定して検討 |
日産サクラ(バッテリー容量20kWh)の場合、SOH 85%なら実質17kWh。航続距離は新車時の180kmから約153kmになる計算です。八代エリアの通勤(往復30〜40km程度)なら、まったく問題ないレベルです。
関連コラム: EVのバッテリーって本当に何年もつと?整備士が本音で答えます
バッテリーの劣化メカニズムと長持ちのコツを解説
2026年に入り、中古EVのバッテリー評価を取り巻く環境が大きく改善されています。
日産は2026年2月から「バッテリー状態証明書」のサービスを開始しました。SOH・バッテリー残容量・満充電時の航続可能距離などが記載された証明書を発行してもらえるようになり、中古EVの透明性が格段に高まっています。
また、CHAdeMO端子に接続するだけで約30秒でSOHを推定できる最新の診断機も登場しています。当店でもバッテリー診断を実施したうえで中古EVをお渡ししていますので、熊本・八代エリアのお客様にも安心してお選びいただけます。
中古EVの購入を検討する際に、SOHに関して確認しておきたいポイントをまとめます。
正直に言います。SOHを開示しない販売店もまだ存在します。当店ではすべての中古EVについてバッテリー状態を診断し、お客様にお伝えしています。水俣や人吉方面からお越しのお客様も、安心してお任せください。
関連コラム: 中古EVの選び方で失敗しない5つのポイント
SOH以外のチェックポイントもまとめています
SOH(バッテリー健全度)は中古EVの価値を左右する重要な指標です。80%以上あれば日常使いに十分。2026年はバッテリー診断書の普及が進み、安心して中古EVを選べる環境が整ってきました。
八代店では全車バッテリー診断済みの中古EVをご用意しています。吉田がていねいにご説明しますので、お気軽にご相談ください。